消防機器の改良及び開発並びに消防に関する論文

消防機器の改良及び開発並びに消防に関する論文

平成24年度 消防機器の改良及び開発並びに消防に関する論文

 はじめに(作品集前書きより)

 わが国の消防は、昭和23年に消防組織法が施行されて65年目を迎えます。地域に密着した防災機関として、時代の変化に的確に対応しながら、地域住民の生命、身体及び財産を守り、安心と安全の確保に大きな役割を果たすとともに、その信頼と期待に応えながら飛躍的に発展を遂げてきました。
 一方、東日本各地に甚大な被害をもたらした東日本大震災から2年3箇月が経過しましたが、その後も災害は後を絶たず、昨年度は、記録的な豪雨や大雪による災害に加え、ホテル火災、老人福祉施設火災、危険物施設の爆発火災、トンネル内の爆発・天井板の崩落事故など、様々な災害が発生しました。
 このように複雑多様化する災害に対応するため、質の高いより専門化した消防行政に対する地域住民の期待が高まっています。また、地方分権、消防の広域化の推進、さらには、ICT社会の形成や住民ニーズの多様化などにより、消防を取り巻く環境は刻々と変化しており、消防行政を推進するにあたっても新たな対応が求められています。
 このような中、本協会は、事業の一環として消防機器の改良、開発及び消防業務全般に関する調査研究の成果を募集したところ、全国から141作品もの応募があり、厳正な審査のうえ優秀と認められたものを作品集として発行するに至った次第です。
 本作品集が消防機器の改良開発等、消防任務遂行上の参考となり、ひいては社会公共福祉の増進に寄与する一助となれば幸いです。

 平成25年6月

一般財団法人 全国消防協会 

機器の部

論文の部

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