消防機器の改良及び開発並びに消防に関する論文

消防機器の改良及び開発並びに消防に関する論文

令和7年度 消防機器の改良及び開発並びに消防に関する論文

 はじめに(作品集前書きより)
 わが国の自治体消防は、地域に密着した防災機関として、社会構造の変化等に的確に対応し、消防防災体制の充実・強化を図ることにより、地域住民の安 全・安心の確保に大きな役割を果たしつつ、全国各地や諸外国の大規模災害にも即応するなど、大きな発展を遂げてきました。
 近年は、南海トラフ地震や首都直下地震等の発生が危惧される中、地球温暖化等の影響により集中豪雨や台風による風水害・土砂災害が激甚化・頻発化し、深刻な被害が全国で発生しており、昨年は、線状降水帯や台風による大雨で広範囲が国の激甚災害に指定されています。
 これらの事案は、消防職員の安全確保や想定外の事象に対応し得る現場力の強化が喫緊の課題であることを示しており、安全管理体制の徹底が強く求められています。加えて、救急業務においても、救急出場件数は、前年に比べて減少したものの、高齢化や猛暑、感染症の影響により救急需要は依然として高く、搬送困難事例や医療機関の逼迫などの課題が顕在化しており、地域医療との連携強化と救急体制の持続性確保が急務となっています。
 このような状況を踏まえ、消防力の向上及び現場対応力の強化を図るとともに、消防機器の改良・開発の推進及び消防活動に関する知見を蓄積することを 目的に、本協会では、令和7年度事業の一環として消防機器の改良・開発作品及び消防に関する論文作品を募集しました。
 その結果、全国から107作品の応募があり、厳正な審査のうえ、優秀作品20作品を選定し表彰しました。
 このたびこれらの優秀作品を作品集にとりまとめましたので、消防機器の改良・開発や、消防任務遂行の参考となり、消防行政の推進の一助となれば幸い です。

 令和8年5月

一般財団法人全国消防協会 

機器の部

【最優秀賞】

蓄光性能を有する資機材を有効活用し、消防活動時の安全性を向上させる蓄光治具の開発について

順位 作品名 消防本部名 氏名
最優秀 蓄光性能を有する資機材を有効活用し、消防活動時の安全性を向上させる蓄光治具の開発について 浜松市消防局 河島 昌吾
村松 弘一郎
優秀 救急観察力向上を支援する訓練用Webアプリの開発と活用について 春日・大野城・那珂川消防組合消防本部 倉橋 侑英
カスタマイズ可能な模擬指令台の開発について 堺市消防局 島尾 賢
竹村 郁明
区画制圧特化型伸縮ノズルの開発について うるま市消防本部 儀保 竜二
喜屋武 浩輝
伸縮自在フレキシブル吸引カテーテルホルダーの開発について 湖北地域消防本部 田中 浩治
村田 邦彦
迅速撤収と腰痛予防に適応する大口径ホース排水機器の開発について 浜松市消防局 清水 聡史
屋内進入時における空間温度感知警報機の考案について 東近江行政組合消防本部 満田 圭亮
加々爪 一起
優良 危険物算定アプリの開発について 大阪市消防局 大野 真嗣
違反対象物管理アプリ(VOMA)の開発について 大阪市消防局 邑智 崇洋
大野 真嗣
湯川 京介
ホースカー内ホースの搬送及び延長が安全・確実・迅速となる積載方法の考案について 大阪市消防局 吉川 将史
廃棄ホースを利用したリユース土嚢の開発について 高岡市消防本部 澤田 貴仁
仲 智将
熱中症傷病者の背面を積極的かつ効果的に冷却する機器の開発について 若狭消防組合消防本部 田中 暁彦
山下 倫弘
田辺 人士
飲食店からの火災を減少させるための一方策~離隔距離の重要性が分かる「壁体施工模型」の活用~ 大阪市消防局 北川 龍彦
伊東 多寿子
南 真心
ベビースリング型乳幼児用縛帯の開発について 長崎市消防局 片江 達大
救助隊用布担架の開発について 堺市消防局 船間 高広
上野 裕介
水陸両用バギーホース延長BOXの開発について 岡山市消防局 宮井 誠之
森本 将規

論文の部

【最優秀賞】

ヘリコプタホイスト活動中における回転現象の科学的解明及び回転制御技量の確立

順位 作品名 消防本部名 氏名
最優秀 ヘリコプタホイスト活動中における回転現象の科学的解明及び回転制御技量の確立 神戸市消防局 岩倉 徹
優秀 Excel VBAによる救急訓練用バイタルサインシミュレーター(疑似モニター)の開発と実用性の評価について 御坊市消防本部 原 一展
優良 豪雨災害における視覚的避難支援策に関する研究 衣浦東部広域連合消防局 小池 裕介
小田切 拓也
路面投影型赤色警光灯の考案について 奈良県広域消防組合消防本部 猿田 晃希
藤江 颯太
井村 亮介

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