機関誌「ほのお」9月号
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今後も、広域化によって得られた組織資機材の違いなど多くの課題もありましたが、職員一人一人が「地域住民の命と暮らしを守る」という共通の使命を胸に協力し合い、それらの課題を乗り越えてきました。力をさらに高め、大規模災害への対応力強化や高度化する救急需要への対応に努めるとともに、地域住民に信頼される消防本部を目指してまいります。海系水と南からの黒潮分支流の影響を受けることで水産資源が豊富であり、沿岸漁業の水揚げ量は和歌山県下一位を誇ります。タチウオ、シラス、タイ、アオリイカなど多彩な海の幸が水揚げされますが、その中でもタチウオは日本有数の漁獲量を誇ります。さらに、骨ごとすりつぶしたタチウオのすり身を油で揚げた揚げかまぼこの「骨くり天ぷら」は「ほねく」と呼ばれ、有田市を中心に周辺地域でも広く親しまれています。このように自然に恵まれた当市は、南北約5㎞、東西約10㎞、面積約37㎢、人口約2万5000人の街です。管轄する当消防本部は、1本部・1消防署体制、職員定数48人、消防団は1本団・7分団、消防団員定数250人で編成されており、日々、市民の安全・安心の確保のため消防業務に取り組んでいます。令和7年中の火災件数は6件、救急件数は1656件となっています。●はじめに有田市は和歌山県北西部に位置し、紀伊水道に面した有田川の河口に広がる市(里見 卓哉)です。気候は温暖で、海・川・山に囲まれた自然豊かな環境にあり、四季折々の風景を楽しむことができます。特産の有田みかんは、450年以上の歴史と伝統を誇る県下一の産地で栽培されており、有田独特の段々畑で太陽の光をいっぱいに浴びて育つことで、濃厚な甘みとほどよい酸味を持つ味わいとなるのが特徴です。11月から12月にかけては、段々畑一面にみかんが実り、黄金色に輝く景観が広がり、訪れる人々を魅了します。2025年8月26日には、「有田・下津地域の石積み階段園みかんシステム」が世界農業遺産に認定されました。この認定は、長年にわたり農業を受け継いできた生産者の知恵と努力が世界に認められた証であり、地域にとって大きな誇りとなっています。また、漁業も盛んで、大阪湾からの内1 地域の絆でつなぐ防火の輪と体験型啓発当消防本部では、市民の皆さまの防火意識を高め、火災のない安全なまちづくりを推進するため、多様な広報活動を展開しています。その一つが、幼年消防クラブと連携した「防火パレード」です。法被を身にまとった子どもたちが拍子木を打ち鳴らし、「火の用心!」と元気な声を響かせみかんの丘に響く「火の用心」査察調査広報有田市消防本部(和歌山)・・ほのお282026 9号有田・下津地域の石積み階段園みかんシステム広域化後に配備された高規格救急車と電動ストレッチャーMission Report 119消 防 最 前 線消 防 最 前 線

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