機関誌「ほのお」9月号
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ています。信するため、インスタグラムを活用した情報発信にも力を入れています。発信のペルソナ(対象となる具体的な顧客像)を「未来の消防士」に絞って、訓練風景や日常業務、休日の過ごし方、地域イベントの様子などを紹介することで、消防を志す人に仕事を身近に感じてもらう工夫を続けています。受験者の半数以上がインスタグラムに投稿した「職員採用応募フォーム」二次元コードを通じた申しまた、消防という仕事の魅力を広く発込みとなっていることから、確かな成果につながっています。さらに、地域住民からの温かい言葉、仲間と困難を乗り越えた達成感、地域に貢献できる誇りなど、数字では表せない価値を積極的に発信することが、未来の仲間づくりにつながると考えています。それだけではなく、消防を志すきっかけは必ずしも採用試験の募集案内ではないことから、地域イベントへ積極的に参加するとともに、車両見学会や庁舎見学会などを定期的に開催し、実際の車両や資機材に触れ、現役の消防職員と交流することで、消防という仕事を身近に感じてもらう機会を提供しています。防災教育や応急手当講習なども含め、日頃から地域住民との接点を増やすことは、防災意識の向上だけでなく、「消防士になりたい」と思う子どもたちを育てることにもつながると考えています。地域との信頼関係を築くことは、防災力の向上とともに、人材確保という面でも大きな意味を持っています。多様な現場を経験できるという当消防本部の強みを最大限に生かすには、一つ一つの経験を確かな力へと変えていく工夫が欠かせません。現在、その中心となっているのが、活動後のミーティングと各隊長間の情報共有です。一つの災害対応を終えるごとに、「なぜその判断をしたのか」「他に選択肢はなかったのか」「安全を確保するために何が必要だったのか」を隊員同士で率直に振り返り、そこで得た気づきを隊長間で共有することで、一つの現場の学びを次の活動へとつなげています。また、経験豊富な職員が培ってきた知識や技術を、経験の浅い職員へあえて言葉にして伝えるとともに、分からないことを安心して質問でき、失敗を責めるのではなく学びに変えていける雰囲気づくりにも努めています。しかし、こうした取り組みは現場や各隊の単位で行われるものが中心であり、指導する職員の経験や、その時々の災害状況に左右されやすいのが実情です。個々の努力や現場ごとの工夫に頼るだけでは、組織全体として体系的に人材を育てていくことは難しく、育成の内容や到達点にばらつきが残ります。そこで、経験を確実な力へと変え、組織として計画的に人を育てていくために、階級や経験年数に応じて身につけるべき知識・技術を体系的に示す「人材育成計画」を作成していく必要があると考えています。一人一人が自らのキャリアを描き、成長の道筋を見通せる仕組みを整えることが、これからの育成の鍵となります。また、こうした学びの姿勢は、安全の確保にも直結します。日々の点検や訓練、活動ごとの振り返りを通じて、小さな危険も見逃さず、隊員同士が率直に意見を伝え合える関係を築くことが、安全な活動の基盤となります。採用した人材に長く活躍してもらうた3経験の浅い職員の育成4働き続けられる職場へ202026 9号ほのお 公式インスタグラム

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