火災予防思想の向上とその取り組み~過去から未来へつなぐ予防行政~査察調査広報常陸大宮市消防本部(茨城)・・ほのお3 ていた事象が可視化され、インシデントの早期発見やプロトコール解釈の相違など、見逃してきた具体的な改善点が次々と明らかになりました。を通じて、救急支援隊だけでなく指揮隊や救助隊、予防担当など他部門とのディスカッションが増加し、救急活動への理解や連携強化につながっています。「検証=批判の場」という心理的な壁が解消され、新しい検証スタイルが組織の刷新がもたらした成果と「VGV」の導入この刷新により、これまで見落とされまた、「チャットツールを用いた検証」職員に対するアンケート結果からも、(VeryGoodVerification):ベリーグッ(鳥居 裕史)基準として定着したことが示されました。現在は、さらなる深化として「VGVドな検証」という取り組みを展開しています。これは、検証担当官が「粗探し」をするのではなく、「宝探し」のように隊員の隠れた好判断を見つけ出し、的確で建設的なフィードバックが行われた事後検証を、当消防本部内の全職員へ共有する取り組みです。さらに、検証担当官を立候補制や輪番制にして意欲ある経験の浅い職員を起用することで、多様な視点が交わり、検証の質を高め合う好循環が生まれています。おわりに「検証」という言葉が持つネガティブなイメージを払拭し、隊員自ら学びたくなる環境を作ること。それが、私たちが目指した事後検証刷新の核心です。3つの柱を通じた実践で見えてきたのは、現場の隊員たちが本来持っている「もっと良い活動をしたい」という前向きな意欲でした。検証のあり方が変われば、現場の意識が変わり、結果として市民へ提供する救急医療の質も確実に高まります。今後も「粗探し」ではなく、隊員の好判断を見つける「宝探し」の検証を続け、過酷な現場で奮闘する隊員たちの背中を押せる組織でありたいと考えています。はじめに常陸大宮市は、茨城県の北西部、県都水戸市から約20㎞の八溝山地および阿武隈山地の南端と関東平野周縁台地北端の境界部に位置しており、平成16年10月に大宮地方広域の5町村が合併し1つの市になりました。面積は、約350㎢で県のおよそ6%にあたり、県内の市町村では2番目の広さです。森林原野面積が約60%を占め、市北部はとりわけ緑豊かな自然環境が存在しています。市の東側に久慈川、南側には那珂川の1級河川が流れ、夏季には鮎釣りで賑わう風光明媚で自然豊かな地域です。23職員アンケート結果の一部「検証の印象」チャットツールを活用した双方向検証の様子本部内掲示板で実施した「VGV」8号 2026
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