機関誌「ほのお」8月号
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当県内における令和7年の山岳遭難件これらの関係機関は、高い救助技術と動が多いことから、公休の山岳救助強化隊員を第一選択として招集し、参集可能な隊員5人程度で小隊編成し出動する体制としました。また、試行運用の開始に伴い、通信指令担当職員および各の山岳踏査、山岳遭難が多い山域における想定訓練、緊急時のビバーク(やむを得ず一時的に野営すること)訓練、長野県消防防災航空隊との連携訓練などを実施し、実践的な技術の習得を図りました。数は358件と全国で最も多く、そのほとんどの事案に対応しているのが長野県警察本部の山岳遭難救助隊です。また、戸隠連峰や黒姫山においては、戸隠地区山岳遭難防止対策協会(遭対協)の救助隊が活動しています。豊富な救助経験を有し、危険箇所や遭難多発箇所なども熟知しているため、戸隠連峰周辺で山岳救助事案が発生した場合は、両関係機関との緊密な連携が必要不可欠となります。そこで、相互に「顔の見える」関係を築くため、山岳救助強化隊員研修の一環として、両関係機関との合同訓練を複数回実施するとともに、当消防局が使用する山岳救助資器材について、山岳救助現場において三機関で共用できるよう同規格の資器材を導入することを決定しました。令和6年11月には、厳冬期を除く山岳救助事案に対応するための研修を修了したことから、実災害における山岳救助強化隊員の試行運用を開始し、出動体制の検証と併せて厳冬期の訓練も継続して実施しました。山岳救助事案については、長時間の活動や救助要請翌日の早朝から入山する活消防署の指揮隊を対象に運用体制についての研修を実施し、山岳救助事案入電時には、関係機関と情報を共有するとともに、現地指揮本部への集結時間や活動人員の調整を図った後に出動指令をかけることを徹底しました。初出動は、令和7年2月に発生したバックカントリースキーでの遭難事案でした。山岳救助強化隊員5人が出動し、長野県警察本部および遭対協の隊員と共に入山しました。入山から約50分後に要救助者を発見し、無事救出することができました。2ⅿ以上の積雪がある厳しい状況での活動でしたが、それまで積み重ねてきた成果が実を結んだ事案となりました。この試行期間中には、12件の出動事案があり、山域別では、戸隠山6件、高妻山・黒姫山が各1件、その他の山域が4件でした。遭難の原因としては、滑落・転倒が6件、バックカントリーが2件、7実災害での試行運用6関係機関との連携山岳救助隊の発足について12県警・遭対協と協力しバックカントリーで遭難した要救助者搬送県警・遭対協と協力し防災ヘリ「アルプス」にて救出長野県警察山岳遭難救助隊との合同訓練(物見の岩)長野県消防防災航空隊との連携訓練県警・遭対協と協力し深夜に及んだ救助活動静岡市消防局山岳救助隊視察ほのお2026 8号

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