前述のとおり令和3年度から、消防活動における安全性の向上と消防活動の効率化を目的に、産学官連携プロジェクトとして、消防用ロボットの研究・開発に着手しました。以下に、愛知工業大学およびサンリツオートメイション株式会社と共同で実施した研究内容や開発から導入までの経緯についてご紹介します。令和3年度【構想・協議段階】・令和3年10月愛知工業大学およびサンリツオートメイション株式会社と協議を実施し、消防本部として本事業に取り組む方針を決定しました。この段階では、導入目的や研究開発の方向性を共有しました。・令和4年2月今後のプランニングや開発スケジュール、運用イメージについて協議しました。令和4年度【訓練による評価】・令和4年11月(1号機・操作説明会)消防用ロボットの性能説明や操縦体験を行い、今後の開発・訓練計画を確認しました(画像4「1号機」参照)。・令和5年2月(トンネル救助訓練)場所:市内土木建設現場トンネル坑内内容:酸欠想定によるトンネル救助訓ボット先行投入、環境測定、要救助者検索の検証を行いました。令和5年度【外部施設を使用した訓練による評価・改良】・令和5年9月(土砂災害訓練)場所:市内土木建設現場内容:土砂災害を想定した救助訓練において、不整地における走行能力などを評価しました。・令和5年11月(倉庫火災訓練)場所:市内物流倉庫内容:倉庫火災を想定した訓練において、無線通信の検証を行い、指揮本部との情報伝達能力を確認しました。・令和6年1月(耐熱性能検証)場所:県外の火災燃焼施設内容:燃焼現場での耐火・耐熱性能評価を実施しました(画像5「耐熱性能検証時」参照)。令和6年度【外部施設での評価・仕様練を実施し、狭あい空間へのロ(長さ55ⅿ、高さ3ⅿ)を訓練で使用し、視界が悪い現場における扱いやすさ、防火手袋装着時の操作性、迅速な展開性などを確認し、フィードバックを重ねました。2 複雑な操作は活用されにくいため、直感的に操作できる設計を採用しました。ゲームコントローラーのような操作感覚で誰でも扱えることを重視し、複数の隊員が迅速に運用できる体制を整えました。3 すると扱いにくくなるため、本当に必要な機能とは何かを考えて仕様を絞り込みました。階段昇降など対応が難しい機能は無理に実装せず、各機能を比較して優先順位を定め、活用シーンを限定していく作業を実施しました。重ね、消防隊員の安全確保と現場活動の効率化を目的とした消防用ロボットが完成しました。危険区域での情報収集や状況確認に活用することで、建物倒壊の恐れがある場所や見えない化学物質が滞留する可能性のある場所など、消防隊員が直接危険な災害現場に進入し負傷するリスクを大幅に軽減できることが見込まれます。3研究・開発操作性火災現場では一刻を争う状況が多く、仕様を欲張らない多機能化により機体が大型化・複雑化これらの方針を念頭において改良を確定】・令和6年10月4号機の貸与を受け、仕様の最終確認を行いました。令和7年度【製品化・購入・運用開始】・令和7年5月消防用ロボットの仕様書と外観イメージを完成させました。・令和7年9月消防用ロボット購入について契約を締結しました。・令和7年10月(合同訓練)場所:他市消防本部訓練施設内容:要救助者検索訓練や有線通信を活用した訓練を実施し、複数部隊との連携時における運用性を確認しました。・令和7年12月16日消防用ロボットが納品されました(画像6「完成した消防用ロボット」参照)。・令和7年12月18日「消防用ロボットの能力開発の協力に12ほのお2026 5号 画像4「1号機」画像5「耐熱性能検証時」画像6「完成した消防用ロボット」全国初導入となる共同開発した「消防用ロボット」について
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