機関誌「ほのお」4月号
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4 船舶運用このような弥山における遭難事故が発これらの山岳救助活動を円滑に実施すまた、遭難事故防止対策として、令和また、島の面積の約95%が森林で占めまた、民間の旅客フェリーが運航していない夜間(概ね20時00分~翌朝6時30分)においては、島外への救急搬送を目的とし、救急車等の車両を積載して航送を行っており、当消防署の船舶運用の中核を担っています。2隻目は、平成30年2月に更新した救急救助艇「ビーグル号」(以下「ビーグル号」という。)です。「ビーグル号」は、総重量数4t、全長7・89m、定員10人で、前述した「もみじ」よりも小型であり、機動性に優れています。登山ルートから外れた道迷いが約2割となっています。生した場合は、宮島消防署員が、広島市消防ヘリコプターや広島県防災ヘリコプター、さらには民間ロープウェー会社等と連携し、救助活動に当たっていますが、ヘリコプターによる救出が困難な場合は、担架に収容した傷病者を隊員が用手により登山道を搬送する等、状況に応じた救助活動を行っています。るため、毎年、弥山登山道において、県内の消防防災航空隊および地元警察本部と合同で、山岳救助訓練や山岳踏査を実施しています。7年9月には、警察本部と当消防署が合同で、遭難場所の確認および宮島桟橋前広場において観光客へのチラシを配布したほか、防災行政無線による島内放送や、宮島桟橋ターミナル内のモニターに動画を配信し、登山時における注意喚起に取り組んでいます。られていることから、山火事防止対策についても大変重要となります。宮島は島内全体が瀬戸内海国立公園に指定されており、島内での火気の使用は禁止されています。しかし、過去には大規模な山火事が発生しており、特に昭和59年には約250ha(島全島の約8%)という、広大な範囲を焼失する林野火災が記録されています。そのため、山火事防止対策として、ソフト面では、森林内での火気厳禁や全面禁煙、登山道以外への立ち入りを禁止にするとともに、広報看板の設置や防災行政無線による島内放送を実施しているほか、空気が乾燥する季節を迎える前には地元消防団と連携し、林野火災を想定した合同訓練を行う等、対応能力の向上に努めています。一方、ハード面においては、急傾斜地や高所への送水に耐え得る耐圧性能を有した高圧対応ホースを計画的に更新・購入しているほか、令和7年度に、森林への搬送が困難であった従来の可搬式送水装置に代わり、隊員1人での搬送が可能な軽量・小型の可搬式送水装置を導入したことにより、搬送性および始動性が向上し、有事の際の迅速な対応が可能となりました。このように当消防署では、過去の経験を踏まえ、山火事防止対策に積極的に取り組んでいます。今後も遭難事故や山火事発生時において、より円滑に対応できる資機材の導入に向けて情報収集していくとともに、地形や気象状況の変化、傷病者や隊員の安全確保に対応できる現場判断力や経験値を次世代に伝承していくことにより、山火事を未然に防ぎ、来島者および市民の安全・安心の確保につなげていきたいと考えています。当消防署では、現在3隻の消防船舶を保有しており、各種災害事案に応じた運用を行っています。ここでは、それぞれの船舶について紹介します。1隻目は、平成19年4月に更新した、国内初のフェリー型消防艇「もみじ」(以下「もみじ」という。)です。「もみじ」の主要諸元は、総重量数19t、全長17・で、毎分約3000Lの放水が可能な消防ポンプを搭載し、海上火災等への対応を行います。18ほのお2026 4号 30m、定員30人(車両積載時は定員13人)フェリー型消防艇「もみじ」

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