一般財団法人 全国消防協会

平成30年 年頭の辞

一般財団法人 全国消防協会について

  一般財団法人全国消防協会
  会 長  村上 研一

 平成30年の輝かしい新春を迎え、会員の皆様をはじめ、全国の消防関係者の皆様に謹んで新年のお慶びを申し上げます。
 皆様には、平素より一般財団法人全国消防協会の事業運営につきまして、格別のご支援とご協力を賜り、厚く御礼を申し上げます。
 8月に会長に就任して以降、仙台市が主管となった全国優良消防職員表彰式及び全国消防救助技術大会、さいたま市において通常理事会及び臨時評議員会を開催し、成功裡に終了することができました。開催地消防本部のご協力に改めて感謝申し上げます。
 全国消防救助技術大会は、東日本大震災から6年の時を経て、震災以降初めて被災地東北地方での開催となりました。開会式では、津波被害に遭った中学生による消防隊員への「感謝のことば」や仙台市消防局の隊員宣誓があり、震災時の支援に対する全国への感謝の気持ちが伝えられ、改めて身の引き締まる思いとなりました。陸上の部・水上の部それぞれの会場において、日頃から磨き上げられた救助技術が遺憾なく発揮され、東北の地に足を運んでいただいた皆様方にとっても、心に残る大会になったことと思います。
 さて、昨年の災害状況を顧みますと、国内では2月に埼玉県三芳町で発生した鎮火まで長時間を要した物流倉庫火災、緊急消防援助隊が出動した「平成29年7月九州北部豪雨」、7月から10月にかけて日本列島に上陸した台風などにより、多くの尊い人命と貴重な財産が失われました。海外では、9月にメキシコ合衆国でマグニチュード7.1の大規模な地震が発生し、全国各地から16名の消防職員が国際消防救助隊として派遣され、厳しい環境の中で救助活動にあたりました。
 このような状況において、地域住民の消防に対する期待は益々高まっており、我々はその負託に応えるようさらに結束していかなければなりません。 また、ラグビーワールドカップ2019、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会など国際的な大規模行事の開催を控え、外国人来訪者の対応やテロ災害等を念頭においた警戒体制の強化が求められています。
 当協会といたしましては、会員である全国の消防職員の皆様が、大規模・複雑多様化する災害に的確に対処し、地域社会の発展に貢献され、住民の負託に応えられるよう、本年も消防救助技術の向上及び強化を目的とした全国消防救助技術大会の開催をはじめ、消防職員の知識や実務能力の向上のための消防実務講習会の実施、円滑な消防活動等をより安全に行うための消防機器等の改良・開発の研究奨励など、各種事業を推進してまいります。
 加えて、当協会では、消防職員とその家族のための福利厚生事業として、全国約16万人の消防職員というスケールメリットを活かした団体保険事業も積極的に推進しているところであり、本年度からは消防職員に対する介護保険を新設いたしました。また、新たに指定店制度も導入して日々職務に精励されている皆様方の職場と日常生活の安心をサポートさせていただく所存です。
 会員の皆様におかれましては、地域住民が安全で安心して暮らせる社会を実現するため、より一層職務に精励されるとともに、当協会の各種事業を継続的かつ有効にご活用いただきますようお願い申し上げます。
 結びに、会員の皆様のますますのご健勝とご多幸、そして何より、本年が災害のない平穏な一年でありますことを心からご祈念申し上げ、年頭のご挨拶とさせていただきます。

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